鉛筆デッサンにおすすめの紙一覧 ~プロ志向から趣味の方まで対応~

デッサン

~紙の描き味で、線の質が変わる~

鉛筆デッサンは、ただ線を引くだけではありません。紙の選び方ひとつで、描き心地もトーンの出方も、さらには表現の幅すらも変わってきます。

今回は、実際に使用したことのある紙や評価の高い定番紙を中心に、「描き味」に重点を置いてご紹介します。紙質にこだわりたい方、描く感触を大切にしたい方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。

■ 北雪ケント紙(A4/特厚)

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特徴・描き味:

  • 極めて滑らかで、高硬度の鉛筆でも引っかかりがなくシャープな線が引けます。
  • グラデーションはやや乗りにくいものの、緻密な線画・設計図・写実的スケッチに最適。
  • 消しゴムの耐性も強く、何度も修正が効くのが魅力。

■ Stonehenge Drawing Pad(9×12 inch)

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特徴・描き味:

  • 柔らかすぎず硬すぎず、絶妙な中間質感
  • 鉛筆の粉を自然に保持する「紙肌の吸着力」があり、なめらかな陰影表現がしやすい。
  • 特に写実画や緻密な人物デッサンで威力を発揮します。

■ Strathmore 500シリーズ(セミスムーズ)

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特徴・描き味:

  • ストラスモア最高峰。繊細なトーン・細い線・立体感のある陰影すべてに高水準で応える。
  • 表面の紙肌はしっかりしていて、非常に滑らかで芯がすべるような感覚
  • 本番用、仕上げ用のデッサンに。

■ Strathmore 400シリーズ・スムース(2層)

👉 ST475-14(14×17)
👉 ST475-2(28×36cm)

特徴・描き味:

  • 滑らかさと適度な引っかかりのバランスが絶妙。ハッチングが美しく揃う
  • 濃淡の移行も自然で、特にグラデーション練習にもおすすめ
  • 力を入れても紙が負けず、重ね描き耐性も高い。

■ Strathmore Smooth Bristol 100lb(11×17)

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特徴・描き味:

  • 紙肌は非常に緻密でフラット。線が美しく、形を正確に取る練習に最適。
  • ただし、トーンの重ねにはコツが必要。初心者は練習に少し時間がかかるかも。

■ ストラスモア ブリストル 580シリーズ(Plate)

👉 11×14
👉 14×17

特徴・描き味:

  • 極上の滑らかさ。0.3mmシャープペンのような繊細な線も美しく出ます。
  • 濃い影をしっかり入れても紙が負けず、紙焼けしにくい。
  • 緻密描写の最高峰クラス

■ ストラスモア ベラム紙 Pro-Art(9×12)

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特徴・描き味:

  • 表面にわずかにテクスチャーがあり、柔らかめの鉛筆で陰影がしっかり乗る
  • 人物や動物の質感描写に向く。ざらっとした表現にも強い。

■ Strathmore Medium Drawing Pad(スパイラル)

👉 9×12 50枚
👉 14×17 24枚

特徴・描き味:

  • 中目の紙質で、「描き込む楽しさ」が感じられる
  • トーンの変化を多く使うクロッキーや風景素描にぴったり。

■ Strathmore 400 Sketch Pads(22cm×14cm)

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特徴・描き味:

  • スケッチ帳として軽量&コスパ◎。
  • 描き味はややザラつきがあり、ラフスケッチやアイデア出しに最適。

■ ストラスモア リサイクルスケッチ(3.5×5)

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特徴・描き味:

  • 小さいながら紙の質は良く、スナップスケッチやポケットメモ代わりに使えます。
  • 細い線もきちんと乗り、意外と描きやすい隠れた名品

■ Strathmore 400 Drawing Paper(14×17)

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特徴・描き味:

  • 紙質は中目で、やや柔らかめ。重ね描きや消し跡も自然
  • 人物クロッキーや自然物のデッサンにおすすめ。

■ STR-025-509(スケッチパッド 9×12)

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特徴・描き味:

  • 定番スケッチパッド。紙は薄めだが、気軽にどんどん描ける自由さが魅力。
  • 失敗を恐れず、描き癖を直す練習にも向く。

🔸 補足:おすすめ画材


✔まとめ

紙の選び方は、あなたの「描きたい表現」を支える大事な基盤です。
ツルツルかザラザラか、厚いか薄いか、グラデーションが作りやすいかどうか……。紙の性格を知れば知るほど、鉛筆デッサンはより豊かなものになります。

✔はじめの一歩におすすめ:

  • ✅ 北雪ケント(高精度な線)
  • ✅ Stonehenge(濃淡表現に優れる)
  • ✅ Strathmore 400(バランス型)

どの紙からでも「あなたの線」は変わり始めます。
一枚一枚、紙との相性を楽しみながら、あなた自身の画力を育てていきましょう。

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