外国人の油絵はなぜ上手いのか

インスタなどで海外の方がリール動画などで作品を投稿しているのを見て
どう思いますか?え、めっちゃ上手くね?しかもやたらおしゃれな作品!!と私なんかは思います。
今回は絵画の中でも油絵にクローズアップして、上手い外国人がどのように描いているのか、インスタのリール動画を見た中で感じたことについてまとめてみようと思います。

1.先にすべての使う色を混色してパレットの上にのせて準備している。

リール動画を見ていると、例えば人の顔などが油絵で描かれていたりします。そのときにパレットの上に使う肌の色をあらかじめ作っておいてそれを筆にとってキャンバスに乗せるという動画があります

先にパレットに使う色を作って段階的にパレットに並べておくことで頭の中も整理されます。

2.薄く全体に色を塗ってから絵の具をキャンバスに乗せる。もしくはいきなり白いキャンバスに絵の具を載せていっている。

次に順番に絵の具をキャンバスに乗せていくのですが、見ていると薄く全体(茶系の色が多い)を塗ってから描いている動画やそのまま白いキャンバスに直に描いている時があるようです。動画を見ている限り下塗り(インプリマトゥラといいます。)はあってもなくてもリアルに描けるようです。

3.乗せる色や順番を良く考えている。
のせる色や順番なんて絵の具を乗せていくのだからどうでもいいんじゃないの?と思うかもしれませんがそんなことはありません。絶対にこういう順番で乗せていくというような絶対的な正解はないのですが。

色を乗せていく順番とデッサン力はとても関係しているように思います。

よく言われることが、いい作品というのは途中段階でも絵として成立してい
るというものです。

4.同じ場所を何度も筆やナイフでこすらない

動画を見ていると、描くモチーフにもよるのですが絵の具を一度乗せたらその場所を何度もこすったり伸ばしたりしていないように見受けられます。(雲を描く時はよく何も付いていない筆でこすっているように思います。)

一度乗せたタッチを生かすというかタッチで描いている。布や筆でこするときも気に入らないから「消す」のではなくて、こすって和らげることで描くという感じで描いているように見えます

筆や布でこすっていてもこすり方を良く考えていてこすったタッチが作品の中で上手く調和するこすり方をしているように思います。

私も油絵が苦手(特にキャンバスに描くのが苦手)なのですが、これらを上手く使えば外国人が描くような油絵がもしかしたら描けるかもしれません。

いつかああいう絵を描いてみたい。


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