「絵を描くのが大好き。でも、売るとなると本当に難しい。」
そう感じている方は少なくないと思います。私自身もその一人です。
ネットで販売しても思うように売れなかったり、公募展に出しても評価が得られなかったり。
絵には確かに価値があるのに、「収益化」にはつながりにくい ――そんな壁にぶつかってきました。
絵はなぜ売れにくいのか
そもそも絵を買う人の数が圧倒的に少ないのが現実です。
日本の美術市場規模は約2,000億円前後といわれていますが、その大半を占めるのは富裕層向けの古美術や有名作家の作品。個人の作家がネットで絵を販売するとなると、実際には**「買い手は人口の1%以下」**と言われています。
一般の人にとって、絵は「生活必需品」ではなく「嗜好品」だからです。
結果、絵を描く人は増えていても、買う人は限られている。
そのため、「絵だけで生活する」のは本当に険しい道になります。
動画はどうか?データで見る現実
YouTubeを見ても傾向ははっきりしています。
- 絵のメイキング動画 → 数百〜数千再生止まり(有名作家を除く)
- 2ちゃん感動集や雑学系まとめ → 数十万〜数百万再生に伸びる例が多い
実際、YouTube全体の人気ジャンルランキングでは、**「エンタメ系」「ゲーム実況」「雑学・まとめ」**などが上位を占めており、美術・絵画系はごく小さな割合しか占めていません。
つまり「絵を描く動画」よりも「誰でも関心を持てる雑学・感動系」の方が、圧倒的に伸びやすくバズりやすいというのは、データを見れば明らかな事実なのです。
こう言われるかもしれません
「絵を描く人なら絵で勝負したら?」
「絵以外の動画なんて邪道だよ!」
でも私は思います。
法に触れておらず、絵を描き続けられるなら何でもいい。
むしろ「自分が絵を描く動画でなければいけない」というそのこだわりこそが、永遠にバズらず、絵を描くための時間を確保できない原因になるのではないでしょうか。
逆に、そのこだわりを手放してバズりやすい動画を投稿することで経済的に余裕が生まれ、結果的に絵を描く時間を増やせる――それなら結果オーライです。
私が始めたこと
そうした考えから、私は最近「もしゴッホが現代に生きていたら」というテーマのショート動画を作って投稿しました。
結論
絵が売れにくいのは事実。
そして、動画の世界でも「絵のメイキング」より「感動・雑学系」が圧倒的に伸びやすいのも事実です。
だからこそ私は、収益は伸びやすい動画ジャンルで得て、そのお金で絵を続けるという方法を選びました。
もし同じように「絵を描きたいけど生活は厳しい」と悩んでいる方がいたら、発想を少し変えてみてください。
絵で直接稼ぐのではなく、絵を描き続ける環境を整える――そのために別の手段を選んでもいいのです。
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